患者様からこんな質問をいただくことがあります。
「整体後にどんなことに気を付けたらいいですか?」
「私にできることってありますか?」
そんな時はこのようにお答えします。
「是非お水を飲んでください!」
まずこのようなご質問をしてくださることが私は嬉しいです。今までの習慣を改め、どれが体に良くて、どれが体に悪いのかを見直してくださるからです。治療家としてはとても嬉しく感じますし、適切なアドバイスをお伝えしようとより一層気合が入ります。
たくさん見直していただきたいことはありますが、私としては一番おすすめの「水を飲むこと」について解説させていただきますね。
水を飲むことによって得られるメリットとは?
- 代謝が上がる
- デトックス効果
- 循環機能アップ
などなど上げるときりがありませんが水を飲み、血液をサラサラにし、老廃物や塩分、脂質など体内に不必要なものの排泄を促すことで、痛みや疲れなどの回復を促すことができます。また整体後の体の循環がよくなり、筋肉の緊張がほぐれているときは治療効果を高めることができるのでお勧めです。
一日にどのくらい水を飲んだらいいの?
体に取り入れる必要最低限の水の量はご存じですか?
体重(kg)×30ml=1日の必要水分量といわれています。50kgの方ですと1.5L必要ということになります。どうしてこんなに水が必要かというと人間の60%は水でできています。最低量の1.5Lを一日に摂取したと換算すると20日ですべての水がきれいなものに変わります。そのため体の水分を入れ替えるために、きれいなお水を飲む必要があります。
「水は飲まなくても私は大丈夫」って方ちょっと聞いてください!!
人間の体は足りないものはカバーするようにできています。足りない水は体の中で再利用しています。本来は捨てて新しい水を取り入れるところを古い水を取っといて再利用します。むくんだり、肌が荒れたり、疲れやすい方は体の古い水をためこむために細胞1つ1つは水を含み、老廃物も一緒にためこみ、エネルギーを使ってしまいます。体に痛みを感じている方は体にためている水の中に痛みの原因になるプロスタグランジンという物質も遊離しています。この物質を体の外に排出するためにも水を積極的にとることをお勧めします。
水分だったらなんでもいんじゃないの?
よくある質問で「紅茶やお茶も水分としてカウントできますか?」「焼酎の水割りはどうでしょうか?」というご質問をいただきます。水分は含んでいますが、カウントできません。カフェインやアルコールの分解、排出に水分が必要になり、実は体は脱水傾向になります。体は何も入っていない純粋なお水を求めているのでそれとは別で考えてくださいね。
健康になる上手な水の飲み方
しかし、いきなりそんなに飲めないよ!という方のために水を上手に生活に取り入れる方法を3つお伝えしますね。
少しずつ飲む
いきなりたくさんのお水を飲もうとしても難しい方が多いです。あっという間に水が嫌いになってしまします。目安としてはお腹がチャポチャポにならない程度に飲んでくださいね。水を飲み続けて胃腸をきれいにできると、吸収するスピードも速くなっていきます。
1口ずつ飲む
1回に飲む量は1口でOKです。10分に1口ずつ飲むだけでも午前中だけで1Lは飲めるようになります。少しずつ飲むことで、体に水をためる必要がないと体がわかると水を貯蓄しなくなるようになり、だんだんとむくみや肌トラブル、痛みの原因物質が体の外に出ていきます。トイレの回数は増えてしまいますが、それだけ体の外に老廃物が出ている証拠なので、「汚いものよ、出ていけー!」と念じながらトイレを流してくださいね。
飲んだ量をわかるようにする
ペットボトルにあらかじめ目標の量を入れておくと「あとこのくらい」「昨日より飲めた」と分かりますので、成果が目に見えてわかり、やる気が出てきますよ。
最後に・・・
ここまで読んでくださったあなたは、自分に対して、体に対して、よくよく考えてくださっています。治療家としてとても嬉しいです。あなたにとって痛みのない、元気な体を取り戻せることを心より祈っています。お水を飲んで老廃物を出してより健康で、より美しく、かっこよくなれることを楽しみに生活を見直してみてくださいね。